
Fitbone法とは?
Fitbone法は、骨の内部に埋め込んだ電動式の髄内ネイルを使用して骨を延長する手術方法です。
LON法のような外固定器を使用しないため、見た目への負担が少なく、日常生活を比較的快適に過ごせることが大きな特徴です。
延長は体外から専用のコントローラーを使用して行われ、骨の内部で少しずつ長さを調整していきます。
外固定器によるピン刺入部がないため感染リスクが低く、シャワーや着替えなども行いやすいことから、近年多くの患者に選ばれている術式の一つです。
一方で、使用する機器が高額なため手術費用はLON法より高くなる傾向があります。見た目や快適性を重視したい方に適した骨延長手術です。
外部コントローラーと電動ネイル
Fitboneシステムは、骨の内部に埋め込む電動式のチタン製ネイルと、体外から操作を行う専用コントローラーで構成されています。
手術時に骨の中心部へ挿入されたネイルは、骨を安定させながら少しずつ延長を行います。患者は毎日、専用の外部コントローラーを使用してネイル内部のモーターへ信号を送り、医師の指示に従って計画的に骨を延長していきます。
外固定器を使用しないため見た目への負担が少なく、日常生活への影響を抑えながら骨延長を進めることができるのが大きな特徴です。

Fitbone法のメリット/デメリット
Fitbone法のメリット
外固定器が不要:外固定器がないため、着替えや移動、外出などを比較的快適に行うことができます。延長期間中の生活ストレスを軽減できる術式です。
ピン刺入部感染のリスクがない:皮膚を貫通するピンを使用しないため、LON法でみられるピン刺入部感染のリスクがありません。創部管理の負担も少なくなります。
傷跡が比較的少ない:手術の傷のみで治療が完結するため、外固定器のピン跡が残りません。術後の見た目を重視する方に選ばれることが多い術式です。
LON法のデメリット
手術費用が高額:高性能な電動式ネイルを使用するため、LON法と比較して手術費用が高くなる傾向があります。
延長量に制限がある:患者の骨格や使用するネイルのサイズによって延長可能な長さに制限があります。大幅な延長(8cm以上)を希望する場合は適応外となることがあります。
適応できない場合がある:骨の形状(O脚など)や太さなどによってはFitbone法を選択できないケースがあります。最終的な適応は医師の診察によって判断されます。

